Googleのロゴで知ったオラウダ・イクイアーノ

 

オラウダ・イクイアーノさんは、きょうの(2017年10月16日)Googleの ロゴになっている方なのですが、私は初めて知る人物です。

 

ロゴから分かるのは、1745年生まれのアフリカ出身で奴隷だった人というくらいですね。

 

興味が湧いたので調べて見る事にしました。

 

部族間の抗争で拉致される

 

オラウダ・イクイアーノさんは、1745年にナイジェリアのある部落長の裕福な家庭で生まれ、幼少期は恵まれた生活を送っていました。

 

彼の人生の歯車が、大きく狂ってしまったのは、部族間の抗争により、オラウダ・イクイアーノさんが11歳の時、妹と一緒に誘拐されたことです。

 

最初のうちは、アフリカ内で転売され、奇跡的に妹と再会出来た事もあったようです。

アメリカに上陸

オラウダ・イクイアーノさんは、アメリカでも転売され、イギリス海軍のマイケル・ヘンリー・パスカルに買い取られ、「グスタヴス・ヴァッサ」という名前を付けられていました。

 

幸いなことにマイケル・ヘンリー・パスカルさんは、良い人だったらしく、オラウダ・イクイアーノさんは「わたしは、パスカルのために働くことを嬉しく思っています。パスカルは、いつも私に良くしてくれます。私は彼の事を尊敬し、イギリスの事も尊敬しています。」と述べています。

 

実際に、マイケル・ヘンリー・パスカルさんは、パスカルさんから言葉はもちろん、船の事をなど多くの事を学び、7年戦争の時は、イギリスの海兵隊員として戦いました。

 

奴隷からの解放

マイケル・ヘンリー・パスカルさんはその後も転売され、ロバート・キングという商人が新しいオーナーになりました。

 

マイケル・ヘンリー・パスカルさんは、カリブ海で奴隷船で働くことになったのですが、彼は、そこでも、良い扱いを受けていました。

 

しかし、奴隷から自由になりたい気持ちが強く、船に乗っている合間に商売で貯めた40ポンド(今の価値で約3700ドル)を払い自由の身となることが出来ました。

 

イギリスで奴隷貿易廃止運動に携わる

 

紆余曲折がありながらも、やっとイギリスに戻れたマイケル・ヘンリー・パスカルさんは、奴隷貿易廃止運動に携わることになりました。

 

そして、奴隷廃止主義者からの援助を受け1789年に自分の自叙伝である「イクイアーノの生涯の興味深い物語」を出版することが出来ました。

 

この本は、最初の奴隷の自叙伝であり、瞬く間にベストセラーになり、イギリスで奴隷廃止運動が広がる原因となりました。

 

奴隷貿易の廃止

 

残念ながら、オラウダ・イクイアーノさんは、1797年に亡くなられましたが、その十年後イギリスとアメリカは、奴隷貿易を廃止しました。

 

ただ、アメリカで奴隷制度が廃止されるのは、南北戦争後になるのですが、オラウダ・イクイアーノさんとその支援者達の奴隷廃止運動が世界を動かしたことは事実だと思います。

 

オラウダ・イクイアーノさんの「イクイアーノの生涯の興味深い物語」は、自分の体験が書かれているため具体的で説得力のある作品です。

特に奴隷船の状況を克明に描いた作品として知られまた、当時の人々の奴隷に対する考え方も分かる本だと思います。

興味がある方には、お勧めの一冊だと思います。

 

Amazonの購入ページにリンク

 

 

 

 

 

 

 

スポンサーリンク