北朝鮮船の木造船が、日本海沿岸で漂着や漂流が増えています。
海上保安庁の発表によると北朝鮮船漂着や漂流が確認出来たのは28件だそうです。
これは、今年の1月が10月までが5件以内だったことから比べると急増していることになります。
北朝鮮船漂着が急増している理由とは?
よく言われる理由は、日本海は、冬型の気圧配置で北西の風が吹き大荒れになるにもかかわらず、北朝鮮船は、粗末な木造船のため海難事故が増える。
という事ですが、本当にそれだけの理由からだけでしょうか?
これは、昨年の11月の件数が4件であった事を考えるとこれは、北朝鮮船漂着や漂流が増えた原因にはならないと思います。
北朝鮮船漂着が急増している本当の理由とは?
やはり、北朝鮮への輸出入禁止の制裁決議による食糧不足の影響が大きいと思います。
金正恩体制は、食糧確保のため漁民に例年より過酷なノルマを課していることは、想像できることです。
漁民は、危険を冒してまで、遠く離れた、日本の排他的経済水域(EEZ)に入り込んで来て、しかも、「流し網」という禁止された漁法で操業している。
北朝鮮船が大挙して(500~700隻)やって来るのは、日本海の北東にある「大和堆」と言われる台地状の浅海の排他的経済水域(EEZ)です。
ここは、イカやカニの良漁場という事ですから、日本の漁民にとっては、腹立たしい事に違いありません。
日本の対応は
この様な北朝鮮船の違法な密漁に対して、日本は、どういった対応をしているのでしょうか?
海上保安庁のによる監視の強化
しかし、北朝鮮船漂着があるというのは、監視の目が行き届いていないことを証明したのと同じことだと思います。
木造船は、レーダーで探知しにくいという理由を言わないで、監視体制の強化を徹底してもらいたいと思います。
海上保安庁も排他的経済水域から出て行くようにと放水で警告を繰り返している。
正直言って、それだけ?という気がしないでもありません。何か、放水に代わる方法を取ることを検討する時期に来ていると思います。
まとめ
北朝鮮船の領海内の侵入があるから、北朝鮮船漂着という事も起き、北朝鮮人の不法入国と事態になります。
一部には、スパイやバイオテロを心配する声が上がっていますが、北朝鮮船侵入を水際で食い止められれば、この様なことを心配する必要も無くなります。
日本政府には、実効性のある対策を講じて貰いたいと思います。
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