米朝首脳会談が12日と目前に迫る中で、ロシア疑惑でトランプ氏の弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長(74)が爆弾発言をし話題になっています。
ジュリアーニ氏の爆弾発言とは、トランプ大統領が一度米朝首脳会談を中止を決めた時、金正恩朝鮮労働党委員長が「手と膝をついて四つんばいとなり、(会談の再設定を)懇願してきたと言う発言です。
ようやく、会談の見通しが付いただけにまた、中止になりかねない事をなぜ発言するのか、配慮の足らない発言に思えて仕方ありません。
ジュリアーニ氏はなぜ爆弾発言をしたのか?
では、ジュリアーニ氏はなぜそのような爆弾発言をしたのでしょうか?
ジュリアーニ氏は、16年の大統領選挙の時からトランプ大統領を応援していたと言いますから、トランプ大統領の強い姿勢を評価したのかもしれません。
そして、トランプ大統領の強い姿勢が北朝鮮の譲歩を引き出したということを指摘したかったのだと思います。
また、彼は中東においてもパレスチナとの交渉も同様に強い姿勢で望まなければいけないと主張しています。
彼の言いたいことは、分かりますが南北首脳会談を目前にした大事な時に金正恩氏が土下座して会談の再開を懇願したということを言う必要があったとは思えません。
ただ、彼は、トランプ大統領を褒めちぎりたかったこととアメリカが偉大であることを言いたかっただけのようです。
前回、首脳会談が中止になったのは、「リビア方式」を採用すると不用意にボルトン米大統領補佐官が言ったことで、北朝鮮がそれに強く反発したことが原因になりました。
米朝首脳会談の中止の予感が?
ジュリアーニ氏の爆弾発言に対して、北朝鮮側は今のところ反応を見せていません。
しかし、金正恩氏は知られて欲しくないことを言われてプライドを傷つけられたことは間違いないと思います。
もし、へそを曲げて会談が中止となり、最悪の事態である戦争が始まったら被害を受けるのは、朝鮮に次いで日本であることを考えるとジュリアーニ氏の爆弾発言に対して怒りさえ覚えます。
会談が中止になるとは思いたくありませんが、余計な発言で中止になる可能性も出て来たのではと心配しています。
まとめ
ジュリアーニ氏の爆弾発言は、話題になりますが米朝首脳会談を円滑に開催するに付いては何の役にも立たない暴言と言って良いものだと思います。
考えたくはありませんが、もし会談が中止にでもなった場合の責任をジュリアーニ氏が取る訳でもないので一層腹立たしく思うのは私だけでしょうか?
米朝首脳会談が無事に開催でき、戦争が回避できることを願ってやみません。