木村一八さんという過去のトレンド俳優さんをご存じですか?
そう漫才師の横山やすしさんの息子さんです。
5日に放送された「ウケる!偉人伝」(金曜後9・00)で横山やすしさんの破天荒な生きざまが放送されたのですが、そこで何と15年ぶりにバラエティー番組に木村一八さんが出演しました。
番組では、横山やすしさんの常識破れの行動と共に子煩悩な一面も描かれていました。
息子の木村一八さんを溺愛するあまり、修学旅行先の広島に内緒で付いて行ったり、また一八さんが福岡に行って帰れなくなった時は、何と自家用セスナ機で迎えにも行っています。
やがて、木村一八さんは芸能界へ進むことになります。
芸能界に進んだ木村一八は順風満帆だった!
番組内での逸話話で紹介されたことですが、芸能界に入った木村一八さんと横山やすしさんの親子があるインタビュー番組に出演した時のことです。
立派に芸能界で活躍していることに触れた司会者が、横山やすしさんに感想を聞こうとしたら、横山やすしさんは急に泣き出し、番組の終了まで泣きどおしでインタビューにならなかったそうです。
15年ぶりに出演した木村一八さんが解説していましたが、息子が立派に独り立ちした喜びとまた同時に自分の手を離れた寂しさとで感極まりなきだしたというような解説をしていました。
木村一八さんは、中学卒業後の1985年には「毎度おさわがせします」(TBS)で主役に抜擢され、中山美穂さんと共演し、一躍アイドルとして人気を博しました。
その他にも映画「シャコタン☆ブギ」で主役、1986年1月にはシングル曲「オレたちだけの約束」で歌手デビューもしています。
このように木村一八さんの芸能生活はまさに順風満帆と言っても過言ではありませんでした。
ただ、芸能界デビューには、親の七光りもあったと思いますが、デビュー後の活躍は木村一八さんの端正な顔立ちや不良っぽいところなどの魅力があったと思います。
木村一八が芸能界を去った理由は?
1988年11月、木村一八さんが19歳11カ月の時タクシー運転手を一方的に殴り続け脳挫傷を負わせる事件を起こしています。(20歳間際であることから少年法の適用はなく実名報道されました。)
事件の概要
木村一八さんと仲間たちが、六本木で飲酒した後タクシーを拾おうとしたのですが、乗車拒否にあったそうです。
そのあと停車したタクシーの車体を腹いさ交じりに蹴り上げ、驚いた運転手を路上に引きずり出し殴り続けたと言います。
その時、木村一八さんは「こいつが死んだら俺がムショ(刑務所)へ行ったらええんやろっ!大したことあらへん!」と叫び、仲間たちは拍手をして雄叫びをあげていたということです。
この事件は、当然世間から猛バッシングを受けることになります。
誰が見ても木村一八さんには弁解の余地がないことは明らかですね!
また父親の横山やすしさんの対応も悪かったことから、所属の吉本興行の事務所には抗議の電話が殺到したということです。
後に横山やすしさんも事件の真相を知り、
「いくらかわいい息子がやったこととはいえ、人を生きるか死ぬかの目に合わしてしまって、ホンマにすんまへんでした。スンマヘン」、「自分の教育が間違っていた」
と謝罪しています。
木村一八さんはこの事件以来芸能界を去っています。
2001年に吉本興行に専属契約を結び芸能界に復帰しましたが、自分の思うところがあったのか、芸能界を去っています。
木村一八の現在は?
現在の情報はあまり出回っていませんが、2008年にPower Mと言う芸能事務所に所属し、映画やVシネマに出演していたということです。
その後Power Mは閉鎖になり、自身の波乱万丈な体験から「木村一八のけんか説法」というタイトルで執筆活動や自分の起こした事件の反省からか青少年からの人生相談を受けているそうです。
また地球環境のエコロジー問題にも取り組んでいると言われていますが、詳しい情報はありませんでした。
まとめ
木村一八さんを久しぶりにテレビで拝見したことから、今回書いてみました。
やはり、若気の至りとは言いますがタクシー運転手殴打事件は度が過ぎていましたね!
でも、自身反省されているようで、これからもお元気で活動されているという社会貢献に尽くしてもらいたいと思いました。