フリージャーナリストの安田純平さんが無事に解放され、現在トルコのアンタクヤにある入国施設で無事に保護されているという情報が入ったようです。
菅義偉官房長官は23日夜に緊急記者会見し、本人確認までには一定の時間を要すると発表しましたが、ほぼ間違いないようです。
また、併せて身代金は支払っていないと発表しています。
もちろん、安田純平さんが無事に解放されたことは大変嬉しいことなのですが、なぜ身代金を支払っていないのに解放されたのか分からないことも多いです。
安田純平さんが拘束されたのは?
出典:2018年7月ANN NEWSより
安田純平さんが拘束されたのは、2015年6月にトルコからシリアへ難民キャンプを取材するために密入国したのですが、そこでイスラム国と対立する武装勢力に拘束されたようです。
2016年5月29日には「助けてください これが最後のチャンスです 安田純平」と書かれた紙を持った安田さんとみられる人物の映像が公開されました。
その後、関係者からは身代金を支払ってでも解放に日本政府は尽力すべきだという考えを持つ人もいたと思います。
でもどうなんでしょうか?
私は、自己責任論者かもしれませんが身代金を日本政府が支払うことには反対です。
アメリカなどが過去に身代金を支払って人質が解放されたからと言って日本も身代金を払えというのも納得がいきません。
もちろん、日本政府が解放に向けての外交的手段による方法で尽力すべきだとは思いますが、身代金を支払うことには反対です。
なぜなら、容易に日本政府が身代金要求に従っていたら身代金要求のための拘束者が増える可能性があると思うからです。
ジャーナリストが紛争地帯に敢えて踏み込んで行って取材することは、否定しませんがそれなりの覚悟を持って取材に行っていると思います。
日本政府が危険地帯ということで注意を呼び掛けているのですから、それを無視しているのですから自己責任論者が出て来ても当然なことです。
なぜ、安田純平さんは解放されたのか?
詳しいことは分かりませんが、これはあくまでも私の推測です。
安田純平さんを拘束した武装団体が、日本政府が身代金を支払うことはない、これ以上安田さんを拘束し続けても無駄だと判断したのではないでしょうか?
その場合殺害するという選択肢も考えられるのですが、そうしなかったのは日本政府や関係政府等の外交努力や世論の反応等を考えたのかもしれませんね。
いずれに今後明らかになることもあるかと思います。
最後に本当に安田純平さんが解放されて良かったと思います。